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ウエットスーツと石巻のモビーディック

ウエットスーツと石巻のモビーディック 宮城県石巻市に拠点となる工場を構える株式会社モビーディックは、ウエットスーツの生産で有名で、世界規模で生産を受注することから、NHKの番組で紹介されたこともありました。

モビーディックはハーマン・メルヴィル原作の著名な小説、白鯨の中で、主人公エイハブ船長が追い求める、白く、巨大で、凶暴なマッコウクジラの名前に由来しています。

現在の社長が、学生時代、鯨に魅せられて以来抱き続ける海に対する熱い思いが、やがて上質なウエットスーツの製作へと繋がり、この会社を大きくしました。

現在社員は60名以上、パートやアルバイト社員も含めると100人ほどになります。いずれも、同様に海に魅せられ、マリンスポーツ好きが高じて集まった20代から30代の若い世代です。

この仕事を求めてわざわざ遠方から来る人もいるほどだそうです。モビーディックは社員の仕事に対する情熱と高いポテンシャルが特徴的で、世界から注目を集めるのも、当然と言えそうです。



モビーディックのウエットスーツの素晴らしさ

モビーディックのウエットスーツの素晴らしさ 東北の穏やかな海に面する町、石巻に、1995年、ウエットスーツ製造のため建設されたモビーディック社の工場は、通産省からグッドデザイン施設に認定されるほどユニークなものです。

船をモチーフにした工場の外観は、今までの工場の既成概念から大きくかけ離れたものです。工場内部では、そこで働く従業員の労働環境に配慮された作りと、自然環境に負担をかけない設備を通して、その地域社会へ貢献できるようになっています。

また、モビーディック社のウエットスーツは、独自の品質保証の基準で知られる保険会社ロイドから、日本で初めてCEマークが付与されるほど、高い品質で知られています。

石巻の工場で作られたウエットスーツは、海上保安庁でも使われているもので、モビーディックでは同社の商品以外にも、アメリカのO’NEIL(オニール)やイタリアのMARES(マレス)などとも契約して商品を取り扱っていますが、いずれの国際的なメーカーにも引けを取らない品質です。

石巻のモビーディックの工場で作られるウエットスーツは、9割がオーダーメイドで、すべて技術者の手作業で作られています。ウエットスーツの特殊な生地を縫い上げ、形の見えないパーツから、立体的なスーツが出来上がる様には、まさにモノづくりの楽しさが詰まっています。

ウエットスーツのモビーディックの石巻工場

ウエットスーツのモビーディックの石巻工場 さらに、石巻の工場内には、漏水をチェックするプールや、販売したウエットスーツのアフターケアの一環としてクリーニングを行う専用設備も導入されています。

危険がたくさん潜んだ大海原で、命を預かる大事なウエットスーツだからこそ、品質と同等に、自社の商品に対する真摯な姿勢が重要となっているといえます。

製造メーカーの工場という性質から、共同作業が基本となるため、社員の協調性も普段から鍛えられている点もこの企業の魅力のひとつでしょう。

個々の技術力もそうですが、後の作業工程の人間のことも考えて動かなければいけない配慮や、大きな企業の中の歯車として、自分自身だけの効率をあげるのではなく、全体の効率をあげるために何をすれば良いのかということを考えることも、工場には求められています。

一般的な企業勤めのサラリーマンの、営業職や接客業では、ここまで強い傾向はあまり見られないでしょう。モビーディックの求人は毎年行われており、リクナビなどの大手求人情報でも見つけることができます。

それでなくても世界規模で活躍する日本の企業なのですから、海が好きな人にとって、これ以上の企業は他にないでしょう。就職活動を行っている今年新卒の学生の方、また転職を希望されている方は、一度企業の情報と、求人情報を探してみてはいかがでしょうか。


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